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いじめ予防出張授業

「いじめ」に対して弁護士にできることの模索として、いじめ予防出張授業の取り組みを行っています。

 

マニュアル本の改訂作業と並行して、実際に授業を試行しています。近いところでは、平成26年11月7日生駒市光明中学校で全校生徒を対象に講義形式で、11月18日箕面第五中学校2年の各クラスを4名で分担しロールプレイを取り入れて授業を行いました。本年もいくつかの授業を予定しています。
 「広報いこま」の教育特集記事で、生駒市光明中学校の講義風景が生駒市の取組みの1つとしてチラッと掲載されていたのを知人が教えてくれました。

 

いじめの動機は、その正当性はともかくとして「ウザイ」等の「怒り」に根ざすものの外、遊びの延長線上の「楽しい」に根ざすものもあります。例えばプロレスごっこ。最初は交互に行われていた場合でも、一方的に技をかけられる役ばっかりという生徒が出現し、やがてそれがエスカレートしていく。「一方的(互換性がない)」ことが、いじめの重要なメルクマールの1つだと思います。
 「いじめ被害は誰にでも、いつでも起こりうる」と言われていますが、いじめの動機が、先のようなものであるということは、それは、すべての人が持っている人間の感情というところに根ざしており、その意味で、誰でも加害者になる芽を持っているということを意識してもらう必要があると思っています。加害者に対しては、少年事件や賠償の話を交えつつ、「ダークフォースに取り込まれるな!」というメッセージを伝えたいです。
 観衆や傍観者に対しては、共謀理論や被害者からの受け止めを交えつつ、その立ち位置の危うさとキーパーソンになりうることを伝えたいです。
 そして被害者に対しては、助けるというメッセージを伝えたいです。
 思春期の中学生が、学校という狭い世界の中で「いじめ」にあうと、ひどい場合には袋小路に入ってしまい、自殺という選択肢をとってしまう場合もあります。大人には、子どもたちのSOSのサインをキャッチするための意識とそれに即応する適切な対応が求められていますが、言うは易く行うは難しで、その実践はなかなか難しいものです。でも、幸運の女神に後ろ髪はありません。出張授業では、相談してくれたら絶対にひとりぼっちにはしない。たとえ世界の全てが敵に見えるときでも、弁護士は、あなたの盾となり矛となり、一緒に未来を探します。と伝えています。

 

 

 

2015年01月03日