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書籍紹介:青い鳥

「ひとりぼっち」
具体的な事件で真に「ひとりぼっち」という背景を持つ子どもからこの言葉を聞かされると、心が締め付けられて苦しい。この子の「ひとりぼっち」感は、一朝一夕には満たされない。簡単に言葉をかけることができない生育歴がある。でも、その子の代理人/弁護人/付添人として、その子に寄り添い、一滴でもいい、その子の心の乾きに水を注ぐことはできないだろうか?未来に向かうための何かを伝えることはできないだろうか?


新潮文庫「青い鳥」重松 清。
「ハンカチ」「ひむりーる独唱」「おまもり」「青い鳥」「静かな楽隊」「拝啓ねずみ大王様」「進路は北へ」「カッコウの卵」。
様々な「ひとちぼっち」感を抱える子どもたちが八編の短編につづられている。
主人公の村内先生は、もっさりとした風貌で、照れくさそうな笑みを浮かべ、「ど、ど、どどど、どうも・・・よろしく」と派手に言葉をつっかえさせながら、ぺこりと頭を下げる。派手な吃音で、うまくしゃべれない。でも、うまくしゃべれないから、本当に大切なことしか言わない。「ひとりぼっち」の子どものそばに一緒にいてくれる。そして、そういう子どものそばに寄り添えたとき、「間に合ってよかった」という。

うわべだけのペラペラしゃべる言葉はかえって邪魔になることがある。うまくしゃべれないのは少年も同じで、うわべだけの言葉でない内面に真理があるように思う。
作者も吃音だという。だからこそ分かる真理というのがあるような気がする。

で、本当に大切なことって、何?

 

以下は、気になった箇所の抜粋です。
⊿ 「たいせつ」なことは、とても大切なこと(禅問答みたいだけど、そう思う)。
⊿ 本気で言ったことは、本気で聞かないとダメ。
⊿ いじめは、人を嫌うからいじめになるんじゃない。人数がたくさんいるからいじめになるんじゃない。人を踏みにじって、苦しめようと思ったり、苦しめていることに気づかずに、苦しんでいる声を聞こうとしないのがいじめ。
⊿ 忘れない責任(加害少年に向けられた言葉でした)。
⊿ 「たいせつなこと」「そばにいること」「ひとりぼっちじゃないこと」
⊿ だまされなきゃ、子どもは安心して嘘もつけない。嘘をつくのは、その子がひとりぼっちになりたくないから。嘘をつかないとひとりぼっちになっちゃう子が、嘘をつく。嘘は、悪いことじゃなくて、寂しいこと。もしも嘘をついたんだったら、それは寂しいことだから、そばにいてやらなきゃ。
⊿ 手を握り合って、言葉よりも先に声のぬくもりが伝わる距離。それが「そば」(これは、すべてに通じるような気がする)。
⊿ 人間は、おとなになる前に、下の名前でたくさん呼ばれなきゃ(大切にされた経験が大事ってことですね)。

 

2013年06月23日

酒のあて Vol.01「ほたるいか」

スーパーでパックになっている「ほたるいか」は、酢味噌もついていて、お手軽。

 

料理用のとげ抜きで、①頭の所にあるスジを抜き、②両目と足の付け根の口を外します。
ちょっと細かくて、少し根気がいりますが、
それを乗り越えると、完全な軟体動物の完成!舌触りが柔らかくて絶品になります。

 

2013年06月07日