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書籍紹介:「反省させると犯罪者になります」岡本茂樹著 新潮新書

なんとまぁ挑戦的な表題でしょう。
ただ、その心は、「即時に」反省を求めると、「世間向けの偽善」ばかりを身につけてしまい、真の反省に至らないということのようです。

 

犯行がばれてしまったときの人間の心理は、後悔であり、反省とはほど遠い。
アプローチ手法としては、いきなり被害者の視点(「被害者の身になって考えろ」「同じ立場だったらどう思うか」という観点からのアプローチ)から反省を迫るのではなく、まずは、非行・犯罪に陥る者の生育歴の中でのその者の被害者的な側面に光を当てる必要があり、そこから、非行・犯行に陥っていくその者の「気づき」が必要である。
と、筆者は言います。


少年事件や刑事事件の経験から、そうだなと思います。
ただ、言うは易し行うは難し。この点を意識しておかないと、叱るとき、つい「被害者の身になって考えろ」「同じ立場だったらどう思うか」なんて言っちゃうんですよね。本当は、どうしてそんなことをしたのかを、ちゃんと、じっくりと聞いてやらないといけないのにね。

 

2014年08月19日

育ちの遊び心~Vol.11 『空気』

またまたお風呂ネタ。子どもが『空気』の存在をまだ知らない頃の遊びです。

 

湯船につかって、タオルを平らにして水面に置き、下からタオルの中央だけを少し持ち上げて空気を入れ、周囲のタオルで風船のようにつつみ、そのまま湯船に沈めると、タオル生地から空気の泡が出てきます。
洗面器を逆にして湯船に入れて、ひっくり返してもOK。
子どもが小さい頃、「種も仕掛けもありません」と言って、よくやっていました。
色んな小道具を風呂に入れておくと、あれでやってみようとか、子どもが色々ためしてくれます。

「これが空気だ」なんて興ざめなことを言っちゃダメですよ。それは、いずれ子どもが「発見」するのですから。ここでは「手品」とか「魔法」とか適当なことを言って、子どもと無邪気に遊びましょう!

小道具の1つに、透明プラスチック製のおもちゃの注射器を入れておくと、水鉄砲にしたり、色々遊べます。
子どもが乗ってきたら、注射器に水を入れて、筒先をふさいで、押し子を押させてみましょう。動きませんね。
じゃぁ、半分に水、半分に空気を入れて、筒先をふさいだら・・・?
ある程度押し込めますが、空間はなくなりません!!
「あれれっ!?」
しかも、手を離すと、押し子が戻ります。
「おぉ~!!」
そんな表情で子どもと顔を見合わせることが出来たら、それって、とっても幸せな一瞬です。

 

そう!その見えない空間は、何もないのではなく、確かに何かがあるんです。

「こびと」がたくさん入っていて、押し返しているに違いない!

 

この頃は、その不思議体験こそ大事なのだと思います。
やがてこの体験は、『空気』の知識を得たとき、「確かに存在する」という「発見」に結びつきます。
空気は縮むということも体感しています。
そして、「こびと」は、分子のことだったということですね。
子どもには、年齢が進むに応じて、次々に「発見」していって欲しいです。

2014年08月01日